東京時間とは対照的な欧州時間の動き。ユーロ円は一段高

By: Osamu Kaneko

東京時間、3桁のプラスで日経平均がスタートしたことでクロス円は底堅い動きを見せました。しかし、それは限定的なものでした。人民元が大幅安となったことでドル高が進むと、米ドル円以外のクロス円は一斉に売られました。中でも豪ドル円の下落は特別で、1円以上もありました。

午後になると下げの勢いは緩和し、積極的に下値を広げる動きは見られませんでした。好調だった日経平均は、お昼が近づくと人民元の影響で値を下げ、午後に入ると200円超えの下落へと早変わり。結局日経平均は2桁のマイナスで株式市場を終了させました。欧州時間になると、東京時間の売り優勢から一変。豪ドル円に反発の動きが見られました。91.18から91.67まで反発。ユーロ円は買い戻されて一段高となり、東京時間の高値を越えるほどの勢い。

136.79から137.92まで反発しました。しかし、欧州株は中国の景気減速を意識して売り優勢となっています。あと特徴的なのが米ドル円の動き。東京時間のドル買いの流れを受け継ぎ序盤は上昇するものの、長続きはせず、ドル売りが優勢となって下げています。東京時間とはまるで対照的な動きをする相場です。これを見て、忙しい動きをするなぁと思いました。東京時間では豪ドル円をロングしていたとすれば損切りにあい、欧州時間でユーロ円を売っていたとすればまた損切りです。

これがトレードした場合に起こりうる最悪のシナリオですが、どちらも運悪く掴んでしまうようなことはありません。東京時間の前触れもなく下落した相場は見ていて気持ちがいいものではありませんでしたが、人民元切り下げは私の中で初めての出来事だったので勉強するいい機会になりました。人民元が固定相場制を採っていること、固定相場制でありながら過去に何回も切り上げ、切り下げが行われてきた歴史を持っていることなどを初めて知りました。せっかく知ったので、もう少し詳しく知りたいと今は勉強しているところです。サイトの名前は世界の金融の歴史辞典。中国以外にもイギリスやアメリカのことを詳しく知ることが出来ます。

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